〇〇理論
- マルフクメディカルフーズ
- 7月6日
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最新の「日本人の食事摂取基準」(2025)、つまり、日本人の一日の摂取量が年代別、男女別に目標量が決められていますが、一般の方で気にしている方はどれだけいるでしょうか!給食現場では、この目標量がなければ、給食の献立も立てられないため必須ですが、一般の家庭では、各人の好きな料理が出てきて、毎日エネルギー計算などはしていません。
そして、その食事摂取基準ではPFCも決まっています。つまり全体の摂取量を占める炭水化物(C)エネルギー量の割合が50~65%、たんぱく質(P)エネルギー量が13~20%、脂質(F)エネルギー量が20~30%となっており、バランスをとっています。しかし、ここ数年、栄養学に糖質オフ理論が入り、極端に糖質を減らそうとする動きです。炭水化物は糖質+食物繊維ですが、食物繊維は減らさず、糖質を減らしていけば、糖質を減らす目標を掲げている糖尿病や脂質異常症等の生活習慣病には、うってつけの食事療法になります。しかし、実際の病院食はそこまで糖質オフはしていません。つまり、日本の糖尿病学会は、今の極端な糖質オフを認めてはいないのです。糖質オフ分の補充エネルギーは、所詮たんぱく質と脂質から取るようになり、逆にたんぱく質や脂質が増えすぎた別の疾病が出るとも言われています。しかし、分子栄養学や〇〇理論によると、糖質を減らした分、たんぱく質でとるように指示しています。また、すべてと言っていいほどの疾病はこのたんぱく質不足であり、食事でとれない場合は乳清プロテインの補給を求めています。子供のADHD、鬱、産後鬱から挙句の果てにはめまいまで、すべての病気に至るまでプロテイン不足の栄養失調とも言っています。本当にそうでしょうか、糖質を極端に減らすと、体内にはケトン体が増えてきます。このケトン体が増える事が身体に良いという書籍も多くなってきて、栄養学の方向も多種多様になってきました。私もこのケトン体が良いという書籍をたくさん読みましたが、糖質が本当に悪者なのかは、よくわかってはいません。
大阪人の私はたまにはタコ焼きやお好み焼きも食べたくなりますので、頭にいれながら、食事を考えたいと思っています。

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