安価な食材
- マルフクメディカルフーズ
- 4月2日
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毎日の食事作りに携わってる方は沢山おられますが、対象が個人や集団で、かなり対応が違って来ますが、最近の物価高には、苦慮されているに違いありません。給食では、手間を省くために、冷凍品や下処理済みの物を使ったりしていますが、喫食者の好みに合ってるかは、二の次になることも多いかもしれません。喫食者が高齢になると、病院ではなくても、普通食が食べられず、柔らかい素材にしたり、嚥下がスムーズにできる工夫が大切です。口から入る食事には身体を作るタンパク質が不足しない様に素材選びが大切です。
鶏ミンチをよく練って蒸しあげるシュウマイ、中味は口当たりに沿って色々考えられますが、手作りの点心と即席品ではかなり、違いますね。また、鶏胸肉を薄く削ぎ切りにして片栗粉をまぶし、揚げる、焼く、煮ると、片栗粉が素材を包み柔らかく仕上げます。鶏胸肉はタンパク質の含量が100g中もも肉18.8gより多い22.3gと豊富に含まれ、また安価ですから、ふんだんに使えるし、ミンチにしてもいけます。
また、胸肉にはイミダペプチドと言うアミノ酸が100g中に1223mg含まれています。イミダペプチドが有名になったのは、渡り鳥が長い旅をしていても、それを遂行するには、この羽根を動かす胸肉の筋肉成分のおかげと言う事で、疲労回復に効力がある事が発見されました。今では肉体的にも精神的にも疲労回復がされる事で、一日200から400mgの摂取が良いと言われ、サプリも売り出されています。しかし、サプリではなくても、胸肉を100g弱摂取すれば、イミダペプチドは充分に摂取できますから、毎日の疲労回復に効力があると言うことになります。この安価でタンパク質豊富な鶏胸肉を給食現場や、家庭で大いに使用して、1人分にかかる費用を削減したいものです。

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