リンとカルシウム
- マルフクメディカルフーズ

- 9月14日
- 読了時間: 2分
今夏の猛暑の終了の先が見えない時期ですが、ふと見上げると、トンボが飛んでいますので、少しは季節が進んでいるのかと思われます。政治の混乱は首相の辞任に、セリーグは早々の阪神の優勝で、日にちだけが過ぎていると実感しています。
最近の血液検査で、腎機能が落ちているので、セカンドオピニオンを受けました。まぁ、セカンドオピニオンというほど大げさではないですが、かかっている別の医者の意見を聞くだけですが、医者により意見が色々あることがわかりました。まずは尿検査ですが、蛋白尿の有無が一番ですが、それはセーフでした。今後、腎臓が悪くなり透析を受けないためにはどうするかを考えてみました。食生活の中でカルシウム(以下Ca)は大切であることは知られていて、Caの多い食品を食べる努力をしていると思います。Caは体内に一番多く、リン(以下P)は二番目、それが結合してリン酸カルシウムとして骨や歯の素になっています。健康な時は、CaもPも吸収と排出が行われてバランスをとっていますが、腎機能が落ちた透析者は、体の中のリンが排出されなくなり体内に溜まり、高リン血症に陥ります。また、透析者は腎臓で作る活性型ビタミンD3が産生されなくなり、血液中のCaが低下します。血液中のCaが低下すると副甲状腺ホルモン(PTH)の分泌が増加して、骨からCaの放出を促し血液中のCaの濃度を維持しようとします。高リン血症ではリンがまた、PTHを刺激してCaを放出するため、骨が弱くなり、壊され、血液中のCaもPも高くなってきます。透析者の骨がもろくなるのはこのためです。普段から腎臓に良い食事は低塩、適量なたんぱく質、そして、Caを摂取しPの摂取を減らすことが必要です。たんぱく質を占める魚類や肉類には有機Pが多く含まれていますが、それより加工食品、総菜製品からの無機Pの摂取を減らすことです。ハム類には添加物としてPが多いし、竹輪や蒲鉾ではぷりぷり状態にするために、リン酸を使いますし、総菜食品にはPの表示はありませんが、膨張剤、Ph調整剤にはPが入っています。有機Pより、添加物の無機Pの吸収率が良いので、知らない間にこのPを摂取していますので、総菜類では裏の表示をよく見て、透析になる前の予防食としてPの摂取に注意しないといけないと思いました。












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