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色々な健康食

  • 執筆者の写真: マルフクメディカルフーズ
    マルフクメディカルフーズ
  • 11月3日
  • 読了時間: 2分

 ご存知のように世界の健康志向の高まりに沿って、色々な健康食の形態が発表されてきました。

 1990年代にアメリカで提唱されたダッシュ(以下DASH)食は、高血圧予防・改善を目的とした食事方法で、今でも日本人向けのDASH食が展開されています。日本人の食塩摂取量をいかに減らしていくかを軸に、和食を中心にメニュー構成し、出汁や香辛料を使い味付けを工夫し、飽和脂肪酸、コレステロールを減らし、ミネラル(K、Ca、Mg)や食物繊維、たんぱく質を増やすレシピに尽力しました。次に2010年前後、地中海食が発表されました。2013年に和食が無形文化遺産に登録される少し以前に地中海食も登録されました。地中海沿岸の温暖な地域での食生活と和食の共通点があり、野菜(1日に2-3杯以上)、豆類(週に2回以上)を多く食べ、穀物(1日に3-4杯以上の全粒穀物)を主食とし、魚介類(週に2回以上)を良く食べました。相違点では和食は油脂を使わず、発酵食品や海藻類を使いますが、地中海食はオリーブオイル(1日25-40g)や乳製品を使い、魚介類を食べ、しかし、肉類(週に1回以下)は抑えています。片や、我々の食生活にファーストフードが入り込んで、肉類の飽和脂肪酸と油脂類のリノール酸の取り過ぎにより、炎症作用やアレルギーが増えたと言われた頃でした。2015年には先のDASH食と地中海食を組み合わせた認知機能の低下を遅らせることを目的としたマインド(MIND)食がアメリカのラッシュ大学が発表します。この食事も、控えたい5種類は赤身の肉、バター、マーガリン、ファーストフード、揚げ物、お菓子、チーズで、摂取すべき10種類は、緑黄色野菜、その他の野菜類、ベリー類、オリーブオイル、鶏肉、豆類、全粒穀物、魚介類、ナッツ類、ワインとしています。例えば白米を玄米に変え、豆類や大豆製品を週に3回以上、赤身肉(牛・豚)の摂取は週4回未満とすべきと提唱して、全国の病院でも推奨、実施されています。地中海食より肉類の摂取が緩やかになっていますが、和食のま(豆類等の大豆製品)ご(胡麻、ナッツ類)わ(わかめ等の海藻類)や(野菜類)さ(さかなの魚介類)し(椎茸等のキノコ類)い(芋類)―まごはやさしいーより進化しています。食事は毎日ですから、厚生労働省でも認知症予防に期待される食事法として紹介していますので、マインド食に注目しましょう。


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