牡蠣について
- マルフクメディカルフーズ

- 2025年12月22日
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ご存知のように、今年の牡蠣は9割不作で、瀬戸内にある牡蠣の業者には痛手で支援策が施されようとしています。瀬戸内の兵庫県をはじめ、岡山、広島、香川、愛媛の各県に及びます。冬の牡蠣を楽しみにされていた消費者には、残念ながら今年の牡蠣は行き渡らないようです、原因はこれもまた地球温暖化で海中温度が高温だったためです。牡蠣は出荷には2~3年かかるそうで、やっと収穫できたと思っても、身のない牡蠣殻を見るのは情けない思いでしょう。牡蠣は亜鉛の補給食品としては貴重で、他の貝類と比較しても14mg/100gと断トツに亜鉛含量が多い貝になります。亜鉛の一日の推奨量は男性が9~9.5mg/日(30才~75才以上)で、女性は7~8.0mg/日(30才~75才以上)と摂取基準で決められていますが、令和4年の国民栄養調査では男性も女性も30才~74歳までの若い世代で不足していることがわかりました。不足分は1mg~2mg前後ですが、平均ですので、個人差が大きいと思われます。毎日牡蠣を食べると不足することはないですが、そういう食生活はできないため、亜鉛含量の多い魚介類、肉類、豆類やナッツ類を食べなくてはなりません。私がコロナになった時、味覚異常が起こりました。味覚異常の原因は亜鉛不足とわかっていても、発熱で食欲がないわけで食べられないですから、その状況から早くに離脱しないと、益々負のスパイラルに陥ってしまいます。味覚異常の他に様々な症状を呈して、皮膚炎を起こしたり、元気がなくなったりしますが、亜鉛不足と自覚されている方は少ないかもしれません。以前、糖尿病患者さんの血清亜鉛濃度を測定したことがありましたが、ほとんどが不足状態でした(正常値は80~130μg/dl)。また、寝たきりになると、褥瘡ができますが、褥瘡改善にもたんぱく質と亜鉛、ビタミンCが必要で亜鉛補強飲料を与えます。
30数年前に牡蠣によるノロウイルス(その時はまだノロとは不明で、どうも牡蠣で食中毒が起こるらしいとだけしかわからず)中毒の重篤さを知り、それ以来、大量調理に携わるかもしれないと思う栄養士や調理師、調理員は牡蠣を含む二枚貝を食べて、症状は出なくても保菌者になり得るかもしれないという事で、私は30数年牡蠣を食べていません。また、アルコールの体内分解に亜鉛が使われるので、アルコールを飲む方は益々亜鉛不足に陥るわけで、アルコールの適量を守るべきです。












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