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アメリカの栄養学会から

執筆者の写真: マルフクメディカルフーズ
マルフクメディカルフーズ
1 日前
読了時間: 2分

 アメリカ政府が2025~2030年、アメリカ人のための食事ガイドライン(Dietary Guidelines For Americans)を発表しました。今回の改定で目玉になっているのが、砂糖についてです。「一回の食事(1食)に含まれる加糖は10g以下に抑える」事にしました。2020~2025年版での「一日の総摂取カロリーの内10%未満を加糖にすること」から分かりやすくするため、一歩進みました。具体的に①砂糖入り飲料(炭酸飲料、エネジードリンク、砂糖入りジュース飲料)を避ける様に推奨、②100%果汁も「飲み過ぎない」「水で薄める」などと量と飲み方に注意する様に表記されました。何故ならアメリカ人の成人食事調査から加糖の摂取源は、炭酸飲料(清涼飲料)が28%と多く、次に茶(砂糖入り)が6.9%、フルーツドリンクが6.8%と、飲料で約42%にもなります。ご存知のようにアメリカ人の肥満率は高く、BMI30以上の肥満率は約40%前後を推移し、5人に2人は肥満とされています。肥満は2型糖尿病やがんのリスクも増大させる、危険因子一番の症状です。何もかも進んだアメリカでまだ砂糖の被害、加糖を注意するガイドラインとは驚きました。体質的な部分もあるとは思いますが、医療費が高いアメリカが、まだ加糖に悩んでいるとは?コカ・コーラやペプシコの2大企業が、アメリカ社会に与える影響が大きいからだと思えます。両社は莫大な経済貢献をしており、数十万人の雇用を生みだす一方、医療・健康団体が加糖に対して批判を出せば多額の寄付を行い、批判をかわしています。実際これらのコーラは、355ml缶1本に約39~41gの砂糖が含まれています。何故、これを好むのかは、その成分にありそうです。砂糖と言ってもトウモロコシから作られた果糖ブドウ糖液は脳の神経物質のドーパミンという快楽物質を分泌させ、炭酸の爽快感、カフェインの依存性などが組み合わされて、一種の中毒性が出来上がります。そして、これらの物質はインスリンが効かなくなるインスリン抵抗性に陥りやすく、脂肪肝、また歯がもろくなる強い酸性を示します。栄養学的に一番取り組みやすい問題とまだ戦っているのかと、それに比べ日本は戦後、自由の象徴の様にアメリカ文化が入ってきましたが、コーラには席巻されていませんが、大丈夫と安心は禁物です。ちなみに日本のガイドラインでは総エネルギー摂取量の10%未満、望ましくは5%未満(成人で約25g)に抑える事を推奨しています。再度、砂糖の摂取量に注意しましょう。


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